
【圧迫骨折後の背部痛】
女性 70代後半
既往)糖尿病,緑内障,胆石症,本態性高血圧症
経緯)3年前、玄関で足を滑らせ転倒し、
搬送された病院にて圧迫骨折と診断を受けた。
入院したが手術には至らず、退院後、整形外科にて鎮痛剤、湿布薬を処方され、温熱療法、電気治療などで1年ほど通院した。
しかし、受傷直後ほどではないが、背中の痛みが激しく、しゃがむ、持続的に立つ歩くなどの行動がとれず、横になって寝ている姿勢が多くなった。
こんな状態では、日常生活がままならないと不安がつのり、当院の治療を受けることとなる。
鍼灸の経験あり。
経過 1回目)治療時間40分
来院時当初、膝が曲がり、肩関節の可動域は狭く、背部は円背となっていた。
椅子に座ることままならず、早々に施術ベッドの上で横になり、その状態でカウンセリングを行う。
仰向けはできず終始、横向きでの施術。最初に、腹部と腰部、骨盤部の骨格調整を行う。
その後、施灸した。
▶️足関節部・膝関節部・腹部・腰部の各1穴ずつ
背部と腹部が柔軟になったことを確認し、頸部、肩甲骨部、脊椎の調整を行う。
その後、反対向きの横向きになって頂く。
この状態で、鍼での施術を行う。
▶️頸部・背部・腰部・臀部へ、左右対称に打鍼
再度、背部腰部〜下肢への調整を行い、この時点で、仰向けの姿勢がとれるようになった。
仰向けにて、股関節と肩関節の調整を行う。
頭を軽く支える介助は必要としたが、ベッドに座ることが可能となった。
そして、両手を上げるというアクションがとれるようになった。
背部痛は、やや残るが「だいぶ軽くなり、体が少し反れるようになった。」などの言動あり。
前傾姿勢は、軸が後方に移動し、中心に近づいた。
次回来院を1週間後とした。
2回目)1週間後の来院。治療時間40分
前傾姿勢の角度が広がり、中心軸が後方に移動した。「わりと歩きやすくなった感じがする」など、自身でも姿勢の変化を自覚。
「むしろ前かがみになっていると、腰が痛くなる」といった、痛みや違和感の変化がみられた。
椅子に座る時間が少し長くなったとのことで、今回は約8分ほど持続。
施術始め、仰向けにトライ。痛みと円背により、顎が上がり、膝が曲がったままとなる。
5分かけて、仰向け状態がなじんだが、膝を曲げたまま実施。
腹部の調整を行い、腰が少し柔軟になったところで、施灸。
前回の治療後、背部痛は軽減し、歩きやすいという実感はあったが、その3日後くらいから、背部痛が再び強くなり、やはり1日の大半を横になって過ごしていたとのこと。
来院時、3分ほど椅子に座れたが、その後ベッドで横になりカウンセリングを行った。
治療内容は、ほぼ前回同様の工程で鍼灸、整体を用いて行った。
治療後の様子も、ほぼ前回同様ではあったが、立ったり座ったりすることが、それほど辛くない、どの言動。
そこで、座って行える臀部のストレッチなどのエクササイズを1日に1回でも良いので、次回来院まで行うよう指導した。
次回来院を1週間後とした。
3回目)1週間後の来院。治療時間40分
前傾姿勢の角度が広がり、中心軸が後方に移動した。「わりと歩きやすくなった感じがする」など、自身でも姿勢の変化を自覚。
「むしろ前かがみになっていると、腰が痛くなる」といった、痛みや違和感の変化がみられた。
椅子に座る時間が少し長くなったとのことで、今回は約8分ほど持続。
施術始め、仰向けにトライ。痛みと円背により、顎が上がり、膝が曲がったままとなる。
5分かけて、仰向け状態がなじんだが、膝を曲げたまま実施。
腹部の調整を行い、腰が少し柔軟になったところで、施灸。
▶️足関節・膝関節の2穴ずつ左右対称
そして打鍼
▶️足関節・膝関節周囲6穴ずつ左右対称
股関節と肩関節の調整へと続く。
その後、横向きになり、前回までとほぼ同様の鍼灸治療と整体での調整を行なった。
再び、仰向けになると、膝を曲げずとも背部痛、腰痛をそれほど強く感じることなく、姿勢維持ができている。
この状態で、腹部の施灸を3穴。
頭蓋骨の調整も加えて行う。
頭を支えるなどの軽い介助を必要としながらも、スムーズにベッドに座った姿勢がとれている。
両手を頭の後ろに置くことができ、背中を反らしても、それほど激痛はなかった。
「そもそも、圧迫骨折をしたときから、背中を反らすのが怖かった」とのこと。
この日は、両手を上げたり、頭の後ろに組んだりなどのアクションを恐れず1日に3回くらいとることを指導。
次回来院を1週間後とした。
4回目)1週間後の来院。施術時間40分
通院から1か月経過。
「横になると楽なのは同じだけど、でも楽しくない」
「前より立ったり歩いたりしている時の方が楽しい」
「痛みはあるが、前ほど気にならない」
積極的な言動が増えた。カウンセリング中は、椅子に座っている姿勢を保っていたが、5分ほど経つと背部痛が強く感じるとのこと。
そこで立位になり、歩行をしてみると、痛みが無くなるとのことで、長時間姿勢保持を避けるように指導。
前回に引き続き仰向けでの施術から開始。前回同様、仰向けになじむまでは、数分必要としながらも、痛みに対しては、コントロール範囲内で、表情は穏やか。
施術内容・工程は前回同様。
体勢を変える時、少し時間はかかるが、「いたた」「うっ」といった声は殆ど聞かれず。
背部筋の過緊張は強いが、関節の動きを妨げない柔軟性までレベルが下がっている。
肩および腕の可動域が広がり、肩のストレッチの姿勢も、ゆっくりではあるが行えている。
次回来院を試験的に2週間後にした。
5回目)2週間後に来院。施術時間40分
「横になっていると楽という感じは変わらないが、横になっている時間はかなり減った」
「一日一回は自転車で買い物をするようになった」
「久しぶりに近所の人の家に行って、かなり長い時間話し込んだ」
と、日常生活の自由度が上がった発言がみられた。
しかしながら、
「庭の雑草が気になる。畑仕事もしたい。ちょっとやってみたが、背中がものすごく痛くなり、その時は半日くらい横になっていた」
活動性が増したが、まだ体調のレベルにあっていない労作によって、強い背部痛が再発しやすい。
骨格バランスおよび姿勢バランスは、中心軸に近付き、視線が上がり、前傾姿勢の角度は伸びた。
「上の方が見える」との発言がある。
課題としては、腰が〜下肢の筋力とみられ、股関節と臀部のストレッチなどをホームケアとして指導。
庭仕事は、まずは15分にとどめて、今出来ている日常生活行動を継続するよう伝える。
次回来院を2週間後にした。
6回目)2週間後の来院。施術時間40分
「とにかく疲れた」
との言動が多い。前回に引き続き、活動性が増したからとみられる。
姿勢は前傾姿勢となっており、背部痛を訴えるが、何をしても痛いというのではなく、「無理したな、と思ったとき痛い」とのこと。
活動と休息との配分について指導した。
鍼灸、整体での治療は、ほぼ前回と同様だが、背筋、股関節、膝関節を支持する筋肉の強化のため、関節運動を促す施術アプローチを行う。
疲労回復を促したいとの本人の希望で、次回来院を約一週間後とした。
7回目)5日後の来院。施術時間40分
それほど治療感覚が開いていないこと、無理して活動し過ぎないことに留意したため、疲労感はないとのこと。
「背部痛はあるが、自分がやりたいことを妨げるほどではない」
「また圧迫骨折をしたらどうしようという不安感がある」
両極的な発言がある。
現在の生活の改善点について、日常の充実感について、少し時間をかけて話をした。
不安感についても話し合い、再度、圧迫骨折の発生要因について説明し、痛みの改善の次の課題として転倒しにくい体作りを目指すこととした。
施術工程と内容は引き続き同様。
今回は、メンタル面でのサポートをメインとした。
次回来院を2週間後に戻す。
8回目)2週間後の来院。施術時間40分
約3ヶ月経過。
意識的に前傾姿勢とならないよう気を付け、肩や股関節などのストレッチをまめにしている。
円背は残ってはいるが、改善傾向にある。
「ずっとしたかった、庭の草むしりができるようになり、気分的にスッキリした毎日」との発言。
体が3ヶ月前よりも活動に耐えられるようになり、自宅内外の環境整備ができ、充実した望ましい生活を取り戻せているとの話を繰り返している。
背部痛は頻度とレベルが低下しているが、やはり夢中になって庭いじりをした後などは、背部痛は激しい。
どうすれば、どれくらい活動すれば背部痛が起こるのか、本人も分かってきている。
施術工程と内容は前回とほぼ変わらず。
次回来院を3週間後とした。
9回目)3週間後の来院。施術時間40分
施術工程と内容は前回とほぼ変わらず。
疲労感が無ければ、前傾姿勢も円背の形態は目立たなくなってきているとのこと。
来院時、初回に比較して、姿勢は痛みの存在を感じさせる前傾姿勢とはなっていない。
内転筋群の筋力の向上がみられた。ホームケアでのストレッチの継続などを指導。
以降、基本的には3週間ペースでの通院を現在も継続し、圧迫骨折後の背部痛の管理を含めた、全身的な健康管理をしている。
この日、かかりつけの病院で定期的に受けている検査の結果の報告があった。
- 骨密度
- 血糖値
- ヘモグロビンA1C
本人の健康意識の向上が結果として表れていると考えられる。
よろしければ、参考になさってくださいね。
圧迫骨折後からの痛みでお悩みでしたら。
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我孫子市で助産師による鍼灸整体治療はたかはし治療院だけ

たかはし れいな
高橋 令奈
【医療免許】
看護師、助産師、鍼灸師
AEAJ認定アロマ インストラクター
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
初めまして。
女性専門たかはし治療院代表の高橋令奈です。
私は、看護師、助産師、鍼灸師として総合病院やクリニック、整体鍼灸治療院などで5万人以上の患者様をサポートしてきました。
寄り添ってサポートしてくれる人はいますか?
今まで、医療従事者として良くなっていく人をたくさん見てきましたが、良くなる方に共通していることがあります。
それは正しいアドバイスや日常生活の指導をしてくれる方がいることです。
何をするにも自己流になっていませんか?
早く体を良くするには道しるべが必要です。
私は、早く体を良くするきっかけや良くなる道を案内できると思います。
慢性的な痛み、女性特有の症状、男性には相談できないようなお悩みがございましたら、まずはお気軽にご相談くださいね。