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自律神経失調症の激しい頭痛・吐き気の症例報告

【疲労時の激しい頭痛・嘔気嘔吐・首肩腰痛】

女性 40代 美容師
既往)側弯症

経緯)20代の頃より、このような症状に悩まされ、

姿勢のバランスも気になっていたため、整体院に通院を数年継続。

しかしながら、整体院の指導がしだいに厳しく感じられるようになり、通うことに疲れを感じ通院を辞めた。

再び上記の症状に悩まされるようになった。病院や整骨院など、様々な施設に通院し、痛みが出たら鎮痛剤を服用し、症状がひどい時は仕事を休むといったペースを繰り返す。

病院では、疾患名の診断は無く、仕事のストレスによるものではないかとのことで、転職などを勧められたりした。

しかし、仕事自体不満は無く、むしろ快活な状態でもっと仕事に専念したいと思っている。

適切な通院先を探していたところ、当院を知り来院した。

搬送された病院にて圧迫骨折と診断を受けた。

入院したが手術には至らず、退院後、整形外科にて鎮痛剤、湿布薬を処方され、温熱療法、電気治療などで1年ほど通院した。

しかし、受傷直後ほどではないが、背中の痛みが激しく、しゃがむ、持続的に立つ歩くなどの行動がとれず、横になって寝ている姿勢が多くなった。

こんな状態では、日常生活がままならないと不安がつのり、当院の治療を受けることとなる。

鍼灸の経験あり。

治療経過1回目)

ちょうどこの日、朝から嘔吐し、強い頭痛を自覚しての来院。苦悶表情。椅子に座っているのも辛い様子。鎮痛剤は服用無し。

「疲れるといつもこうなる。だいたい月に1~3回起こる。今日は本当は、家から出たくなかった。」
とのこと。

左側弯、T4〜8、左L3〜5に強い過緊張。

C1〜2は、指を軽く置くだけで、頭痛の増強と左上肢へのシビレがある。

右季肋部の圧痛あり。下腹部の固さがある。

病院での各種検査では異常無しとのことだったが、シビレ症状から、念のためスパーリングテスト、脊髄反射などの検査をひと通り行う。

が、特定される疾患は無いと考えられた。

ただ月経周期は乱れているとのこと。

体質的に側弯症がまずありその姿勢バランスこらの頸部への負担はもちろんだが、

更に何かの要因が重なった時、例えばそれが仕事における肉体労働といった疲労時の増大、月経周期、気候(気圧)の変化などの条件で、脳内の微細な血管がうっ血し、

そのポイントが延髄の橋を刺激するために嘔気嘔吐が発現するのではないかと考えられた。

治療方針としては、一部ではなく全体的な骨格調整を行い、頚椎〜仙骨にかけてのトリガー部分に鍼灸を施工するとともに、頭部と膝下のツボを使用して、女性ホルモンのバランスを始めとする自律神経系の調整をはかる。

今回は、特に強い頭痛と頚腕症状が顕著だったため、肘から指先にかけての打鍼を行う。

仰向けでの骨格調整から行い、股関節、足関節、肩関節が非常に固いことが分かった。

頭痛による全身的な緊張感もあったかとみられるが、関節を動かしていくうち次第に、

「頭痛が少し軽くなった」との発言をタイミングに、うつ伏せをとってもらう。

頸部〜仙骨にかけての鍼灸施工後、再び仰向けなると、

「頭痛が感じられなくなった」との発言があったが、この手の痛みの無くなり方は、非常に手強いことが予想される。

効きやすく、そして再発しやすいタイプと考えられた。実際、鎮痛剤はすぐ効くが、半日経つと再発し更に鎮痛剤を服用することを3日間は継続するとのこと。

次回来院を10日後の、月経予定日の数日前とした。

2回目)10日後の来院。施術時間50分

前回同様、朝から嘔気嘔吐と頭痛がある。鎮痛剤は服用無し。

「前回の治療から無症状だった。昨日から調子が悪くなった。月経が始まる前から、始まって3日目まではこのような状態になりやすい。」

このことから、月経周期との関連も要因の1つと考えられる。だからといって、PMSが全てとは考えない。あくまで要因の1つ。

前回とほぼ同様の鍼灸、整体の施工。

加えて、腎経、脾経のツボをメインに使用。頚椎、臀部に施灸。

前回同様に、頭痛は改善されている。

次回来院は、月経がしっかり終了しているであろう2週間後としたが、どうしても辛い時は連絡するようにと伝えた。

3回目)約1週間後に来院。施術時間50分

来院が1週間早まった理由として、

「特にひどい症状は無かったが、来週から仕事が忙しくなり、又もっとひどい症状になるのではないか、と不安になった」とのこと。

月経は、前回の治療日の夜にスタートしている。その間、頭痛や首肩のコリは感じられたが、鎮痛剤は2回服用したのみとのこと。

期間は1週間で、その間、仕事はなんとかできていた。

肩関節〜股関節の固さはあったが、初回ほどの抵抗感は無い。

今回初めて、症状が出ていない状態での来院で、表情や言動は終始穏やか。

初めて、この人はこういう人相なのだな、と理解。

そしてこの日初めて、自律神経系の不調について説明。

「自律神経失調症なのかなとは思っていた」とのこと。

前回同様の鍼灸、整体を行う。

ホームケアにて、関節運動およびストレッチの実施を指導。運動は好きではなく、初めて行うとのこと。

次回来院を約2週間後とした。

4回目)初回から約1か月経過。約2週間後の来院。施術時間50分

この期間、一度頭痛を感じ、嘔気もあったが嘔吐はない。鎮痛剤は、本格的に痛くなる前に服用すること一度あった。
「この日は、久しぶりにとても良い天気だったのに」
とのこと。しかしながら、天候が晴天でも、前日までの気圧の差から、血管の膨張などによる不調があるケースについて説明。

この1か月の期間、3度頭痛などが発現しているが、強度レベルは低下しているとみられる。鎮痛剤の服用回数も減少。

前回同様の鍼灸、整体を施工。
ホームケアの継続と、頭痛肩こりなどの兆候があるときも、ストレッチを行うことを指導。

月経予定日の約1週間後に次回来院とした。

再度、背部腰部〜下肢への調整を行い、この時点で、仰向けの姿勢がとれるようになった。

仰向けにて、股関節と肩関節の調整を行う。

頭を軽く支える介助は必要としたが、ベッドに座ることが可能となった。

そして、両手を上げるというアクションがとれるようになった。

背部痛は、やや残るが「だいぶ軽くなり、体が少し反れるようになった。」などの言動あり。

前傾姿勢は、軸が後方に移動し、中心に近づいた。

次回来院を1週間後とした。

5回目)1週間後の来院。施術時間50分

「月経前なので、気分的にはあまり調子は良くない」

体調的にはどうか、と尋ねると、

「痛いかと言われれば、はっきり痛いところは無い。でも、痛くなりそうな気がする。体が全体的に重い。なぜなら、いつもこの時期は、痛くなったり辛くなったりするから。」

月経周期が精神面で大きく影響することはあるが、このケースでは、いつものパターンであることの暗示をかけているとみられる。

不安についての話を聴き取ることに少し時間をかけた。「いつものパターンは、必ず変わる」ということを伝える。

そして、鎮痛剤は、我慢せず「痛くなり始めたら使ッテも良い」と伝える。

鍼灸、整体は前回同様。

次回来院を2週間後とした。

6回目)2週間後の来院。施術時間50分

「月経はほぼ予定通りに始まり、頭痛はあったがコントロール範囲内。でも、激痛になるのが怖かったので鎮痛剤を1回服用した。」

「以前より、外に出たくない不調の回数は減った。仕事は休んでいない。」
とのこと。

鍼灸、整体は前回同様に施工。

ストレッチなどのホームケアについても、

「忘れる時はあるが、ほぼ毎日少しでも頑張ろうと取り組んでいる。運動自体は好きではないが、動くと体が楽になる感覚がわかる。」
とのこと。

体質改善の兆候がみられている。

なので、次回来院を3週間後とした。辛い時は、その前の来院でも良いと伝えた。

7回目)3週間後の来院。施術時間50分。

この期間、鎮痛剤を服用した頭痛などの症状は、1回。嘔吐した回数は、無かったとのこと。

「また、いつひどい症状に出るか不安ではある」
としながらも、

「こうした不安感に、体調が引っ張られている、ということも分かってきた」
とのこと。

施術工程と内容は、前回同様にほぼ変わらず。

側弯症について、弯曲部の過緊張ポイントとしては残るが、関節運動を妨げるほどではない。

側弯という形態は、劇的に変わるわけではないが、肩の非対称は、だいぶ軽減されており、本人も鏡などで確認し自覚。

初回にみられた、項部への刺激で、頭痛の再現症状やシビレは無い。

以降、月経周期に合わせた、2週間あるいは3週間ペースでの通院をしており、上記の自律神経失調症状は、頻度やレベルが低下している。

 

よろしければ参考になさってくださいね。


もしも、自律神経失調症の症状でお悩みでしたら。

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たかはし れいな
高橋 令奈


【医療免許】
看護師、助産師、鍼灸師


AEAJ認定アロマ インストラクター
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種


初めまして。

女性専門たかはし治療院代表の高橋令奈です。

私は、看護師、助産師、鍼灸師として総合病院やクリニック、整体鍼灸治療院などで5万人以上の患者様をサポートしてきました。

寄り添ってサポートしてくれる人はいますか?

今まで、医療従事者として良くなっていく人をたくさん見てきましたが、良くなる方に共通していることがあります。

それは正しいアドバイスや日常生活の指導をしてくれる方がいることです。

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